こんにちは。小規模多機能ホームたいじゅ ホーム長の緒方辰紀です。 余震の回数がついに1000回を超えたというニュースを見ました。震度は少しずつ弱まってきているようですが、熊本県全体を見ると、まだまだ震災からの復興には時間がかかるようです。幸いたいじゅはスタッフも事業所も被害が軽く、今は通常運営ができております。そんな私達だからこそしなくてはいけないのが、被害の大きかった要介護者の方々の受け入れです。ここ数日でご利用に関するお問い合わせも多く頂き、新規の登録も進めているところですが、様々な形で震災の影響が出ていることを知りました。 「揺れがひどく、ベッドの柵を必死に掴んでいたがために、腕の筋を痛めてしまったようです。」 新規のお問合せを頂いたときに、ご家族の方からこの話を伺いました。「棚から物が落ちてきて怪我をした」や「落ちているガラスを踏んで怪我をした」ということなら、目に見えて怪我として分かります。しかし中にはこのように、目には見えないけれども体を痛めたり、地震の揺れがトラウマになってしまったりというケースの方が多いのかもしれません。これから私達がしなくてはならないことは、目には見えない震災の被害に対して、同じ被災者として、共感し、恐怖に寄り添い、そして一緒に励まし合うことだと思います。 被害が少なかったから良かったではなく、自分達にしか出来ない事を見つけ、実行していきます。 ※写真は今日の午前中、お隣の五丁こども園からさくらんぼをちぎりに遊びにきてくれたときの様子です。